2025.4.17
赤べこ三兄弟
この三兄弟が卒業した小学校の修学旅行では毎年会津を訪れており、三兄弟と会津のことを話すのが嬉しいひと時となっている。
戊辰戦争や会津什の掟のことはまだ難しいものの、修学旅行で体験した会津での物づくり体験の一つ、赤べこ絵付けの出来具合がそれぞれ個性豊かで面白い。
「赤べこ伝説」発祥の地とされる柳津のつきみが丘町民センターで出逢った大きな赤べこ。
この大きな赤べこ再訪に1人でも付き合ってくれる日が待ち遠しいものだ。
2025.3.31
春よ、来い
自分の息子が少年から青年へと成長する過程は、自身の生活の日々の中で意外に見落としがちだが、ある一定距離のある娘や息子の子どもとなると、タイムラプス撮影のようにその過程がよくわかり面白いものだ。
娘の悪ガキ3兄弟の2番目は、いわゆる真ん中特有の異端性を持ち、生まれつき長男や三男との特異性が際立っていた。
中学生という多感な時期を迎えても、学校からの度重なる呼び出しに娘を悩ませてはいるが、娘も小生もこの「ハル」君の才能に早くから気が付いていたので、その才能を開花、成長させてくれる出逢いがいつかはくるものと信じている。
中間テストや期末テストで一度も平均点に届いたことのない「ハル」君だが、人の才能とは平均点の中には見いだせないものだ。
主要科目意外では、小学時代から絵や芸術の才には面白いものを持ち、中学生になっても、学校では美術の先生と合わないと、美術の評価は低く抑えられているが、時より最近の作品を見せろと言って見せてくれる作品には、相変わらずの才能を感じる。
そんな「ハル」君から貰った最近の作品が糸と釘で作った「トナカイ」と題する作品。
さて松任谷由美の「春よ、来い」の歌詞の中に「春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき 夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く」という一節があるが、「ハル」君は、迷い立ち止まり、そしてどんな夢の中にまなざしを注いでいくのだろうか?
彼にどんな出会いや気づきが訪れるのか楽しみである。
2025.03.28
糠喜び(ぬかよろこび)
「糠喜び」とは一時的に喜んだあと、がっかりといったような意味だそうですが、その後もがっかりどころか、喜びが続くぬか漬けに久々にチャレンジしてみました。
チャレンジといっても大げさなものではなく、誰でもできる簡単なぬか漬け作りで、簡単においしさという喜びにたどりつけます。
かつては甕やタッパーで糠床をつくり、その管理維持が長続きしなかった原因でしたが、今はすでに仕上がったぬか床のセットが販売(今回は無印良品の「発酵ぬかどこ」を使用、「毎日のかき混ぜがいらないぬかどこです。あらかじめ発酵させているので、そのまま野菜を漬けられます。チャック付袋なので、容器は用意せずにすぐにはじめられます」とあります)されており、価格も決して高いものではありません。
さっそく連れ合い同様根性が曲がったような?まっすぐでない格安胡瓜を購入し漬けてみました。
曲がっていても切ればまっすぎぐなきゅうりと形も同じで、ぬか漬けとしての味も期待通りでした。
2024.10.26
五浦コヒー
茨城県五浦の六角堂ですが、3.11前に一度訪れたきり、震災(震災で流されたものの2012年再建)後は訪れる機会に恵まれていません。
先日、五浦近くの温泉旅行に行ってきた方からお土産として五浦コヒーを頂戴いたしました。
当ブログでも紹介した同じ茨城の将軍珈琲のサザコーヒーさんが、茨城大学と一緒に岡倉天心がたしなんだ珈琲を再現した五浦のシンボルに因む珈琲です。
パッケージの中には「岡倉覚三(天心)の書簡」として
拝啓
兼而得御意候
コヒー機械差出候
御試し被下候バ
大幸ニ候
十二月六日 覚三
思軒老兄
拝啓
以前から話題にされていた
コヒー器具をお送りします。
お試しいただければ
幸いです。
十二月六日 覚三より
思軒先生へ
とのプリントがありました。
岡倉天心が友人の森田思軒に「コヒー器具」を贈った時の手紙だそうです。
天心の代表作の一つ「茶の心(The Book of Tea)」にある「Teaism」は、異なる文化の人間同士をつなぐコミュニケーションメディアとして「茶」を位置づけているものと考え、この天心の思想を体現できる商品として、五浦コーヒーを開発と、パッケージの”「五浦コヒー」の辞」にあります。
五浦コヒーを小生に贈っていただいた方の気持ちも十分伝わるコヒーでした。
2024.08.05
クライミング施設とパン工場アウトレット店
猛暑が続き外での活動に制限がかかりますが、かといってエアコンが効いた室内でなにもせずといった運動不足に陥りがちなこの頃、息子夫婦がいい活路を見出してくれました。
葛飾区にある東金町運動場スポーツクライミングセンター。
NTC(ナショナル・トレーニング・センター)競技別強化拠点で、日本代表選手の練習や合宿で利用されていますが、初心者も利用出来ます。
弟子4号5号に加え、息子夫婦も揃ってボルダリングウォールに果敢にチャレンジ。これに弟子3号も加わり、青春時代に岩登りをかじった小生には嬉しい夏の光景です。
さらにこの施設に隣接しているのが第一屋製パン株式会社の金町工場で、直売所「 ベーカリーアウトレット iF 金町店」があります。
最初に訪れたのは昼過ぎでしたので多方売り切れでした。2回目は開店時間に併せましたが、既に長蛇の行列。
ただ回転もよく、なんなく大入り袋や3斤の食パンなどを格安で購入できました。
運動と食を満たしてくれる夏の発見でした。
2024.07.28
JA能美のはと麦茶ティーパックの大入り袋
能美農業協同組合さんの人気商品「はと麦茶」(能美市産のはとむぎを100%使用)は当ブログでも10年前から注目の逸品です。
ただ、去年あたり?からパッケージが変わり値上げ&少量化とちょっと残念な気持ちに浸っていました。
しかし、直売所のJAグリーン能美「能美の市」でお買い得商品を発見です!
通常製品は5g入りティーパックが24包の製品を販売していますが、その5g入りをどーんと160包入れた大入り袋がありました。
「次回入荷未定」とあり人気も高いようでさっそく購入。
2024.02.29
将軍珈琲(サザコーヒー)
先日、小美玉のAtelier Petit Boisで頂いたコーヒーが美味しかったので取り寄せてみました。
サザコーヒー(茨城県ひたちなか市)の将軍珈琲です。
江戸幕末のフランス風珈琲、インドネシア産深煎りにエチオピアをブレンドし、最後の将軍、徳川慶喜が欧米行使をもてなした珈琲を文献を元に再現したといいます。
徳川慶喜は水戸藩主・徳川斉昭の七男として生まれていますが、その慶喜の曾孫にあたる、珈琲好きでもあった德川慶朝(旧公爵徳川慶喜家第4代当主、母方を通じて松平容保の曾孫、2017年没)氏が将軍珈琲の焙煎を長年担当されたといいます。
徳川慶喜といえばNHK大河ドラマ「青天を衝け」で草彅剛の好演ぶりが印象に残りましたが、徳川慶喜の実弟の徳川昭武(渋沢栄一らとともにパリ万博へ派遣)の隠居後の住まい、千葉県松戸市の「戸定(とじょう)邸」(現戸定歴史館)が思い出されます。
ここでもサザコーヒーとともに、史実に基づきモカをフレンチローストで仕上げた「プリンス徳川カフェ」が販売されているようです。
2024.02.10
映画「郡上一揆」
「一気!一気!」とは一気飲みの掛け声ですが、今ほど「一揆!一揆!」と納税者の一揆が起こり得ても不思議ない時代ではないでしょうか?
映画「郡上一揆」(2000年公開、監督・神山征二郎)を知ったのは数年前に帰省の際に立ち寄った白山文化博物館(郡上市白鳥町)に貼ってあったポスターに魅せられてがきっかけです(白山文化館はこの映画の協力者でもあります)。
こちらの資料も参考になります。
ようやくレンタル落ちの中古DVDを入手し見入ってしまいました。
DVDパッケージには「歴史は民が動かす!その時が来た」とありますが、この国の現在の税の取り立て、税の使われ方には民は声を揚げ立ち上がる時ではないかと痛感します。
もちろん選挙権という武器もありますが、この国の現在の民は為政者に甘すぎる気がします。インボイス導入、相次ぐ増税に税や社会負保障などの国民負担率が五公五民に達しようとしている今は「検見取り」に抗った郡上の農民を連想させます。
ちなみに映画の冒頭は郡上踊りで始まり、タイトルバックが流れるシーン、農民が郡上八幡城の御蔵会所に殺到する場面はやはり、白山文化博物館のそばにある白山長滝神社がロケ地です。この場面では白山比咩神社の幟を手にする農民も見られた他、セリフにも懐かしい言葉が見られました。


